Big Islandひとり旅2000～ハワイ島第６日～


	ハワイ島６日目（９月26日）

●Body Glove
７時半起床。メールと掲示板のチェックを済ませてからシャワーを浴び、身支度を整え、カイルア桟橋まで歩く。

Body Glove ８時25分頃到着。船の前に立っているスタッフに名前を告げると「バウチャーは持ってない？」と尋ねられる。そんな物は持ってないので「ACTIVITY CONNECTION経由で予約を入れた」と答えると、「それならいいわ」と船内に入るよう言われる。
既に３～４組が乗船しており、その後わらわらと参加者が乗船してくる。最終的には８時50分頃には予約していた全員が揃ったようで、出港となる。

船内には既にコンチネンタル・スタイルの朝食が用意されており、マフィン、ペストリー、ベーグルといったパン類、フルーツ(かなりの種類があった)、グアバ・ジュース、コーヒーを各自が好きに取ってきて食べる。
出港後すぐにスタッフから船やクルーズの内容についての説明があり、それに続いてスタッフのうちの何人かが乗客のあいだを回ってシュノーケル・ギアを配布する。
ひととおりギアの配布が終わった後、度付きレンズが必要な人間はスタッフにマスクの交換を申し出ていた。

Dolphine 乗客は全部で50人くらいだっただろうか。しかもその日の朝にコナに入港(夕刻には出て行った)した“Norwegian Winds”という客船(バンクーバー発でハワイ各島を回る、前日はHiloに寄ったそうだ)のゲストがその半分ほどを占めていた。ちなみに日本人は私だけ。(^^)
目的地の Pawai Bay は直線距離にするとコナからすぐなのだが、コナからいったん南下して(Aston Royal Seacliff等有名コンド群の真ん前も通過する)大回りする。これはイルカに逢うためなのかもしれない。

Dolphine 3～40分するとスタッフが「イルカが見えたよ～」と知らせてくれる。最初は船の先に見えるだけ(10頭弱)だったが、船が近づいたためか、最終的には舳先のすぐ前を船に並行するように泳ぎ、時折スピニングなどもしてくれるので、私も含めて乗客は大喜び。そもそも私がこのクルーズを選んだ理由は「イルカに逢える」というキャッチコピーだったため、念願がかなって幸せ！　15分くらいは一緒にいたんじゃないかと思う。

ほどなくして Pawai Bay に到着。シュノーケリングに入る前にスタッフから「リーフで怪我をするからあまり海岸に近づきすぎちゃダメだよ。トラブルのもとになるから他のダイブ・ボートのそばに行っちゃダメだよ」等の注意点が説明される。フィンを受け取り、後部のラダーから海に入るが、希望者はウレタンバーやライフ・ジャケットといったフローティング・デバイスも借りられる。また、シュノーケリング初心者はアッパーデッキでちょっとした講習を受けていたようだ。私はすぐに水に入ってしまったが。。。

Bottom of Pawai Bay 水深は10ｍくらいあったかもしれない。水の透明度は高く、海の底まではっきり見える。(カハルウBPと比較すると)魚はあまり多くなく、密度も低かったが、海の底まで見えるという経験は初めてだったため、これはこれで興味深い体験だった。

２時間近く泳いだ後、船に戻って昼食を摂る。既にかなりの数の人が上がっていて、昼食のサーブを受けるため列を作っている。Fair Wind とは異なり、デリ・ランチで、２種類のパン、各々３～４種類のハム、チーズ、野菜を選んでサンドイッチにして食べる形式。
朝からサーブされているグアバ・ジュースおよびコーヒー以外の飲料、ビール、カクテル、炭酸飲料はすべて有料で、ロワーデッキにあるバーで注文する。（私は頼まなかったが）

食後は自由行動だったが、私はすっかり体が冷え切ってしまい、シュノーケリングはせず、ひたすら日光浴に励んだ。午後もシュノーケリングをした人は非常に少数で、10人くらいだっただろうか？
Body Glove Pawai Bayを発つ前にスタッフが参加者全員の点呼を行なう。まさか置いて帰るわけにはいかないからな。帰路も大回りをしたが、今度は残念ながらイルカには逢えなかった。

行きも帰りも揺れは少なく、船酔いをしている人はいなかったと思う。私も船に乗った経験は非常に少ないのだが、ほど良いスピードで快適だったと思う。
先にも述べたように、私の目的は「イルカに逢うこと」でシュノーケルは二の次だったのだが、目的がかなえられて非常に嬉しかった。個人的には参加して良かったと感じたし、次回家族でBig Islandを訪れた際にはまた家族で参加したいと思っている。

コンドに帰る途中、シーウォールの上で海面を見ていた人がいたので「もしや？」と思って私も覗き込んだら、やっぱりカメが泳いでいた。(^^)　コナの町でも見られるんだねぇ。

●Petroglyph
いったんコンドに戻ってシャワーを浴び、ちょっと休憩してからワイコロアへ出かける。目的はmaukaさんに勧められたペトログリフを見ること。

40分くらいでワイコロアに着くが、実はペトログリフの場所が分からない。とりあえずアウトリガー・ワイコロア・ビーチ・リゾートへ行き、その辺にいたスタッフを捕まえて「どこに行けばペトログリフが見られますか？」と尋ねてみる。彼は「申し訳ないが僕は分からないのでアクティビティ・デスクに行って聞いてください」とアドバイスしてくれた。さっそく(ホテル・ゲストを装い)尋ねてみると、ワイコロア地区のイラストマップを手渡してくれたうえで親切に場所を教えてくれた。こういう時、ホテルはありがたい。

Petroglyph そのとおり進むと、なるほどちゃんとペトログリフがある。でも、後から誰かが書いた落書きじゃないかと思われるものもある。これって全部本物なのだろうか？　私にはまったく判別が付かない。もしいたずらだったとしたら、これって相当な重罪だろう。日本の遺跡の土壁などにもよく自分の名前を彫り込む輩がいるが、本当に許しがたい蛮行だ。
キングス・ショップスのフードコート前集合で火～金曜の10:30、土曜の8:30からペトログリフのフリー・ガイド・ツアーが催行されているので、そちらを利用するのもイイかもしれない。

Petroglyph 私がペトログリフを見ている際に４～５人のご夫人グループと行き会った。外見は日本ないし中国人風なのだが話しているのは英語だったので「メインランドから来たのかなぁ？」と思っていたら、この中のお一人が日本語でつぶやいたのでアレレ？　私も日本語で話しかけてみたところ、この女性、十数年前にロスに移住された日本人とのこと。色々な出会いがあるものだ。しかし「あなた大学生？」と言われたのにはまいった。わたしゃれっきとした二児の父、37歳だっちゅ～の。(笑)

その後キングス・ショップス内をちょこちょこっと覗く。人工ラグーンなどがあっておしゃれではあるが、やっぱり物価は高い。そのままずっとココにいて“Roy's”で夕食を摂ってから帰ろうかとも思ったが、間が持ちそうもないので、ワイコロア・ドライブをゆっくり走って周囲の景色を楽しみ、コナに帰る。

●Thai Rin Restaurant
ココナッツ・グローブMPの駐車場に車を置き、MP内のお店をちょっと覗いてから(直接他所のお店に行くと「利用者以外の駐車はご遠慮願います」という注意書きを貼られる恐れがあるので。実は96年にキヘイ・タウン・センターで経験済み)、お隣のアリィ・サンセット・プラザにあるタイ・リン・レストランに行く。
pad Thai ちなみにパッタイ(タイのヤキソバ)を頼んだが、どうも味がタイ料理にしてはクセがなさすぎるような気がする。しょっぱさはあるのだが、パクチーやナンプラーなどが入り混じったあの独特な風味に欠ける。おそらくアメリカ人向きにアレンジされているのであろう。アメリカのガイドブックでこの店の評価が高いのはこれが理由なのか？　ちょっと残念だった。

Kona Reefから見たサンセット今日は夕食が早かったので、部屋からサンセットを拝むことにする。前に障害物がないからさすがによく見えること！
ちなみにこれで当初考えていたBig Islandでの予定はすべて終了となった。(^^)　明日は最終日だが完全に一日フリーとなったので、果たして何をしようか？

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